【美容に関わるアミノ酸】肌の不調や爪トラブルなどに役立つ6つのアミノ酸

美容は、スキンケアだけで完成するものではありません。
肌・髪・爪の材料となる「たんぱく質」、そしてその最小単位であるアミノ酸を十分に満たすことが、美しさの土台となります。
サムライフでは、外側から整えるケアだけでなく、内側から整える美容=栄養による根本ケアを大切にしています。
そこで今回は、予防医学の専門家の視点から、「肌の不調と爪のトラブルの根本原因」と、改善のカギとなる「6つのアミノ酸」、そしてそれらを豊富に含む「食材」について解説します。
食生活を中心とした栄養管理を見直すことが健康的な美容づくりに繋がる第一歩になりますので、この記事を参考に見直してみるといいでしょう。
株式会社サムライフ 代表取締役 坂田 武士
薬剤師の経験を経て、薬に頼らない予防医学の専門家として従事。「日本の死因の第一位を老衰死にする」を目標に掲げ、過去20年間にわたる予防医学や栄養学に関する膨大な臨床実験と、延べ5万人に対する予防医学の指導を経験。
病院の院長や、管理栄養士、パーソナルトレーナーなど、健康を指導する立場の人間や、オリンピックメダリストをはじめとしたトップアスリートへの指導も行う。
- 株式会社 サムライフ 代表取締役
- 一般社団法人 日本予防医学マイスター協会 代表理事
- 一般社団法人 日本先進医療臨床研究会 理事
著書:
『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本 筋肉を落とさず健康的にやせる!』
『薬をすすめない薬剤師が教える 脱・薬健康法』

肌の不調や爪のトラブルを解決するアミノ酸
肌のハリや弾力の低下、乾燥、シワ、くすみ、たるみ、肌荒れ、爪が割れやすいといった不定愁訴の原因は、アミノ酸(タンパク質)・ビタミン・ミネラルの不足が原因となります。
現代の食生活では、糖質や脂質に偏りやすく、肌の材料となる栄養素が不足しがちです。
中でも、十分にアミノ酸を摂取することは、肌の調子や爪の健やかさを左右する非常に重要なポイントとなります。
アミノ酸とは

アミノ酸は、私たちの身体をつくるタンパク質を構成する最小単位であり、生命活動の基盤となる非常に重要な栄養素です。
体内ではほとんど合成されない「必須アミノ酸9種類」と体内で合成できる「非必須アミノ酸11種」に分けられます。
アミノ酸は、肌・髪・爪の材料となるだけでなく、ホルモンや自律神経、メンタルのバランスにも関わる、美しさと健康の土台となる栄養素です。
肌の修復に関わる6つのアミノ酸
数あるアミノ酸の中でも、特に肌の修復や再生に関わるのが、セリン、プロリン、アルギニン、リジン、グリシン、アラニンの6種です。
- セリン・・・脳の機能を助ける、睡眠の質の改善
- プロリン・・・コラーゲンの材料の一つで皮膚の保湿作用など
- アルギニン・・・成長ホルモンの分泌、免疫機能の向上、脂肪代謝の促進などに関与
- リジン・・・成長を促す、組織の修復に関係
- グリシン・・・身体のさまざまな働きに関わる生理活性物質の材料
- アラニン・・・肝臓の働きを助ける
肌は、紫外線や乾燥、摩擦などのダメージを受けるたびに、アミノ酸を材料として修復・再生を繰り返しています。
これら6種のアミノ酸は、肌のうるおい、ハリ、弾力、回復力を保つために欠かせない栄養素です。
不足すると、修復が追いつかず、乾燥、肌荒れ、ハリ不足といったトラブルが起こりやすくなります。
タンパク質は優先順位で使われる
体内に吸収されたタンパク質は、まず生命維持に必要な臓器や機能から優先的に使われます。
そのため、タンパク質やアミノ酸が不足すると、肌、髪、爪といった美容に関わる部分は後回しになってしまいます。
これが、肌荒れ、爪が割れやすい、抜け毛や髪のパサつきにつながる理由です。
肌の層ごとに見るアミノ酸の役割
肌は、角質層・表皮層・真皮層・皮下組織という構造をもち、それぞれの層で必要とされるアミノ酸と役割が異なります。
角質層・・・セリン・プロリン・アルギニンなど(肌のうるおいを守る)
表皮層・・・アルギニン・セリン・リジンなど(代謝を促し、肌を再生する)
真皮層・・・グリシン・プロリン・アラニンなど(コラーゲン生成に必要)
皮下組織・・・アルギニンなど(血行を促し、肌全体を支える)
角質層
角質層・・・セリン・プロリン・アルギニンなど(肌のうるおいを守る)
角質層は、外部刺激や乾燥から肌を守る最前線です。
セリンやプロリンは天然保湿因子(NMF)の構成成分として、水分を抱え込み、アルギニンは肌環境を整えることで、うるおいのある健やかな角質層を支えます。
不足すると、乾燥、ごわつき、バリア機能低下につながります。
表皮層
表皮層・・・アルギニン・セリン・リジンなど(代謝を促し、肌を再生する)
表皮層では、細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が行われています。
アルギニンは血流と修復をサポートし、セリンは細胞環境を整え、リジンは新しい肌細胞をつくる材料として働きます。
不足すると、肌荒れ、くすみ、回復力低下が起こりやすくなります。
真皮層
真皮層・・・グリシン・プロリン・アラニンなど(コラーゲン生成に必要)
真皮層は、肌のハリや弾力を支える土台です。
グリシンとプロリンはコラーゲンの主成分であり、アラニンは組織の安定や柔軟性を支えます。
不足すると、ハリ低下、たるみ、シワにつながります。
皮下組織
皮下組織・・・アルギニンなど(血行を促し、肌全体を支える)
皮下組織は、血管やリンパが集まり、肌に栄養と酸素を届ける重要な役割を担っています。
アルギニンは血管を広げ、血流を促進することで、肌全体の再生力を底から支えます。
血流が滞ると、くすみや回復力の低下につながります。
セリン
セリン・・・脳の機能を助ける、睡眠の質の改善
セリンは角質層に多く存在する非必須アミノ酸で、天然保湿因子(NMF)の主成分として肌のうるおいを保つ重要な役割を担っています。
水分を引き寄せて抱え込む性質があり、乾燥を防ぎながら肌をやわらかくしなやかな状態に整えます。
角質層が十分にうるおうことで、外部刺激や紫外線から肌を守るバリア機能が正常に働きます。
また、表皮細胞の生まれ変わりを支え、肌のターンオーバーを整えることでごわつきやくすみの予防につながります。
不足すると水分保持力が低下し、乾燥や肌荒れ、化粧ノリの悪さを感じやすくなります。
プロリン
プロリン・・・コラーゲンの材料の一つで皮膚の保湿作用など
プロリンは真皮層に多く存在し、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンを構成する主要なアミノ酸の一つです。
グリシンとともにコラーゲン構造を安定させ、肌の押し返す力を維持します。
紫外線や加齢によってダメージを受けた肌の修復にも関与し、真皮の強度を内側から支えます。
コラーゲン構造が安定することで、たるみやシワの予防につながります。
スキンケアだけでは補いきれない、肌の土台づくりに欠かせない存在です。
アルギニン
アルギニン・・・成長ホルモンの分泌、免疫機能の向上、脂肪代謝の促進などに関与
アルギニンは血管を広げて血流を促進し、肌細胞へ酸素や栄養を届ける働きをもつアミノ酸です。
血流が改善されることで、肌のくすみが和らぎ、明るく生き生きとした印象につながります。
成長ホルモンの分泌をサポートし、肌の修復力や再生力を高めます。
ターンオーバーが乱れやすい方にとって、内側からのケアとして重要です。
不足すると血色が悪く見え、肌の回復が遅れやすくなります。
リジン
リジン・・・成長を促す、組織の修復に関係
リジンは体内で合成できない必須アミノ酸で、コラーゲン生成を助け肌の修復をスムーズに行います。
真皮層でのコラーゲン合成を支え、肌のハリや弾力を内側から保つ役割を担っています。
また、鉄の吸収を助ける作用があり、血色の良い健やかな肌づくりにも関与します。
紫外線やストレスによるダメージからの回復力を高め、肌のコンディションの立て直しをサポートします。
リジンが不足すると、肌の元気が失われやすく、くすみや疲れた印象が目立ちやすくなります。
グリシン
グリシン・・・身体のさまざまな働きに関わる生理活性物質の材料
グリシンはコラーゲンの約3分の1を占める重要なアミノ酸で、肌の弾力や柔軟性を支えています。
真皮層でコラーゲンの材料として使われ、内側からふっくらとした肌印象を保ちます。
また、グリシンには神経を落ち着かせる働きがあり、睡眠の質を高める作用もあります。
睡眠中は肌の修復と再生が活発に行われるため、美肌づくりに欠かせません。
不足するとハリ低下や疲れた印象が出やすくなります。
アラニン
アラニン・・・肝臓の働きを助ける
アラニンは体内で合成される非必須アミノ酸で、角質層や真皮層に存在し、肌のうるおい環境を支える働きをしています。
天然保湿因子(NMF)の構成成分として、水分を保持し、肌をなめらかでやわらかな状態に保ちます。
また、肌の水分バランスを整えることで、乾燥によるごわつきや硬さを防ぎます。
組織の安定性を高め、コラーゲンを間接的に支えることで、しなやかな肌づくりに関与します。
アラニンが不足すると、肌がカサつきやすくなり、触れたときのなめらかさが失われやすくなります。
6つのアミノ酸が豊富な食材

セリン、プロリン、アルギニン、リジン、グリシン、アラニンは、肌のうるおい、ハリ、修復力、血流など、美容に深く関わるアミノ酸です。
これらのアミノ酸は、化粧品だけで補うことはできず、日々の食事からしっかり摂ることが大切です。
特定の栄養素だけを意識するのではなく、アミノ酸を含む良質なタンパク質をバランスよく取り入れることで、肌は内側から整っていきます。
ここでは、美肌づくりを支える6つのアミノ酸が豊富に含まれる代表的な食材をご紹介します。
セリンが豊富な食材
セリンは動物性タンパク質、植物性タンパク質の両方に広く含まれ、日常の食事から摂りやすいアミノ酸です。
角質層のうるおいを支えるため、毎日のタンパク質摂取が重要です。
| カテゴリー | 食材 | セリン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 大豆製品 | 大豆(乾燥)/100g | 2200 |
| 納豆/100g | 820 | |
| 肉類 | 鶏むね肉/100g | 920 |
| 魚類 | かつお/100g | 1000 |
| 卵類 | 生卵/100g | 1000 |
プロリンが豊富な食材
プロリンはコラーゲンを多く含む食品に豊富に含まれます。
肌のハリや弾力を意識する方は、コラーゲン源と一緒に摂るのがおすすめです。
| カテゴリー | 食材 | プロリン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 肉類 | 牛すじ/100g | 4100 |
| 鶏皮/100g | 680 | |
| シマチョウ/100g | 580 | |
| 魚介類 | 干しえび/100g | 2300 |
| 大豆製品 | 高野豆腐/100g | 3100 |
アルギニンが豊富な食材
アルギニンは血流や成長、回復を支えるアミノ酸です。
成長期の子どもや、肌の回復力を高めたい方に重要です。
| カテゴリー | 食材 | アルギニン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 大豆製品 | 豆乳/200㎖ | 638.6 |
| 大豆(乾)/100g | 2900 | |
| ナッツ類 | 落花生/100g | 3300 |
| 肉類 | 鶏むね肉/100g | 1500 |
| 魚類 | まぐろ/100g | 1500 |
リジンが豊富な食材
リジンは体内で合成できない必須アミノ酸で、動物性食品に多く含まれます。
穀類中心の食事では不足しやすいため、意識的な摂取が大切です。
| カテゴリー | 食材 | リジン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 肉類 | 鶏むね肉/100g | 2000 |
| 牛肉赤身/100g | 1900 | |
| 魚介類 | まぐろ/100g | 2300 |
| かつお/100g | 2100 | |
| 真あじ/100g | 1800 |
グリシンが豊富な食材
グリシンはコラーゲンの主要構成成分です。
睡眠中の肌修復を意識する方にもおすすめのアミノ酸です。
| カテゴリー | 食材 | グリシン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 肉類 | 牛すじ/100g | 7600 |
| 鶏皮/100g | 1200 | |
| 魚介類 | 干しえび/100g | 4300 |
| うに/100g | 2000 | |
| 真あじ/100g | 1100 |
アラニンが豊富な食材
アラニンは多くのタンパク質食品に含まれ、エネルギー代謝と肌のうるおいを支えます。
日常的な魚や肉の摂取で補いやすいアミノ酸です。
| カテゴリー | 食材 | アラニン含有量(㎎) |
|---|---|---|
| 魚類 | かつお/100g | 1400 |
| まぐろ/100g | 1400 | |
| 肉類 | 鶏むね肉/100g | 1300 |
| 牛肉赤身/100g | 1300 |
まとめ
肌のハリや弾力の低下、乾燥、シワ、くすみ、たるみ、肌荒れ、爪が割れやすいといったトラブルなど、不定愁訴に悩む方は、まずは6つのアミノ酸をしっかり補うことが非常に重要です。
セリン・・・脳の機能を助ける、睡眠の質の改善
プロリン・・・コラーゲンの材料の一つで皮膚の保湿作用など
アルギニン・・・成長ホルモンの分泌、免疫機能の向上、脂肪代謝の促進などに関与
リジン・・・成長を促す、組織の修復に関係
グリシン・・・身体のさまざまな働きに関わる生理活性物質の材料
アラニン・・・肝臓の働きを助ける
さらに、アミノ酸をホルモンに変えるためのビタミンB群・鉄・亜鉛・ビタミンCなどの補酵素を同時に摂取することが、肌の不調や爪トラブルの根本解決につながります。
サムライフでは、農薬などを一切使用していない野菜よりも安全と保障されているサプリメントを提供しております。
今回紹介した適切な食事とサムライフのサプリメントによって、不足している栄養素を補うことをおすすめします。
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肌の不調や爪トラブルに悩んでいる方は、是非お試しいただければ幸いです。
