わきがを軽減する生活習慣と栄養素

こんな方におすすめ
  • わきがが起こる原因って?
  • わきがに隠れている病気は?
  • わきがの改善は、どんな方法があるの?

「自分の体からにおいがしていないか…」と不安になることはありませんか?

特にわきが(腋臭症)は、本人が気づきにくく、周囲から指摘されにくいデリケートなお悩みです。

不定愁訴の一つであるわきがは、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れなどが主な原因とされていますが、生活習慣や食事の工夫で臭いを軽減することが十分に可能です。

そこで今回は、わきがが起こる原因、食事・栄養や生活環境の観点から、わきがの改善方法を解説します。

食生活を中心とした栄養管理を見直すことが健康に繋がる第一歩になりますので、この記事を参考に見直してみるといいでしょう。

監修者

株式会社サムライフ 代表取締役 坂田 武士

薬剤師の経験を経て、薬に頼らない予防医学の専門家として従事。「日本の死因の第一位を老衰死にする」を目標に掲げ、過去20年間にわたる予防医学や栄養学に関する膨大な臨床実験と、延べ5万人に対する予防医学の指導を経験。

病院の院長や、管理栄養士、パーソナルトレーナーなど、健康を指導する立場の人間や、オリンピックメダリストをはじめとしたトップアスリートへの指導も行う。

著書:
4日間で脂肪だけをキレイに落とす本 筋肉を落とさず健康的にやせる!
『薬をすすめない薬剤師が教える 脱・薬健康法

目次

わきがとは

わきがとは

わきがとは、医学的に腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれ、脇の下から特有の強いにおいが発生する体質のことをいいます。

主な原因は、アポクリン汗腺という汗腺から分泌される汗にあり、脂質やタンパク質、アンモニアなどを多く含んでいます。

アポクリン汗腺の数や大きさ、分泌の活発さは遺伝的な要因や食生活習慣、性ホルモンの影響を強く受けるため、親から子に体質が引き継がれるケースも少なくありません。

多くの人は思春期を迎えてホルモン分泌が盛んになる時期から、わきがのにおいが気になり始める人が多いとされています。

日本人は欧米人に比べてアポクリン汗腺の数が少ない傾向があり、わきがの体質を持つ人は1割程度といわれています。

医学的にわきがは命に関わる病気や身体を害するものではありませんが、においの影響で人間関係や日常生活に悩みを抱える方が多いのも事実です。

そのため、わきがは身体的な特徴であると同時に、生活の質(QOL)に大きな影響を与える要素の一つと考えられています。

わきがの特徴

わきがの特徴

わきがの大きな特徴は、脇の下から発生する独特なにおいにあります。

においはチーズや玉ねぎ、スパイスのように形容されることが多く、一般的な汗臭さとは異なり強い印象を与えるのが特徴です。

さらに、耳垢が湿っている人はアポクリン汗腺が発達している傾向があり、わきがとの関連が指摘されています。

症状が強く意識されるのは思春期以降が多く、これは性ホルモンの影響でアポクリン汗腺の働きが活発になるためです。

加えて、わきがは片側だけではなく両側に症状が出ることが多い点も特徴の一つです。

そして、汗に含まれる脂質やタンパク質の影響で、衣類に黄ばみや汗ジミがつきやすいこともよく見られるサインです。

このように、わきがはにおいの質や出方に特徴があるだけでなく、遺伝やホルモンの影響、衣類への痕跡など複数の要素から判断される体質といえます。

わきがが起こる主な原因

わきがが起こる主な原因

わきがの主な原因は、脇の下に多く存在する「アポクリン汗腺」から分泌される汗にあります。

さらに、アポクリン汗腺は思春期以降に性ホルモンの影響で活発になるため、わきがの症状はこの時期から強く自覚されやすくなります。

加えて、脂っこい食事や動物性たんぱく質の摂取、アルコール、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣も汗の成分や分泌を変化させ、においを悪化させる要因になります。

わきがが起こる主な原因
  • アポクリン汗腺
  • ホルモンバランス
  • 生活習慣

アポクリン汗腺

わきがの原因と深く関わっているのが、アポクリン汗腺と呼ばれる汗腺です。

私たちの体には大きく分けて「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の二種類の汗腺があります。

エクリン汗腺は全身に分布しており、ほとんどが水分から成るさらさらとした汗を分泌して体温調節を担っています。

一方、アポクリン汗腺は脇の下や耳の穴、乳輪、陰部など、体の特定の部位に限って存在し、分泌される汗には脂質やタンパク質、アンモニアなどが多く含まれています。

このアポクリン汗は分泌された直後には無臭ですが、皮膚の表面に存在する常在菌が汗の成分を分解することで、わきが特有の強いにおいが生じます。

そのため「汗そのものが臭う」のではなく、「汗に含まれる成分が菌に分解されることで臭う」という点が重要な特徴です。

さらにアポクリン汗腺は、思春期以降に性ホルモンの影響を受けて発達・活発化します。

そのため、小さな子どもの頃にはあまり症状が目立たず、第二次性徴を迎えた頃からわきがのにおいが気になり始める人が多くみられます。

また、アポクリン汗腺の数や大きさ、分泌の活発さには遺伝的な要素が強く関わっており、親がわきが体質である場合は子どもにもその体質が受け継がれる可能性が高いといわれています。

ホルモンバランス

わきがの発生には、ホルモンバランスが大きく関わっています。

特にアポクリン汗腺は、思春期以降に性ホルモンの影響を受けて発達し、分泌が活発になるため、わきがの症状が強く自覚されるようになります。

思春期に入ると男性ホルモンや女性ホルモンの分泌が増加し、アポクリン汗腺から分泌される汗の量や質が変化することで、特有のにおいが発生しやすくなるのです。

また、ホルモンバランスはストレスや生活習慣の影響を受けやすく、精神的な緊張や睡眠不足、過労などが続くとアポクリン汗腺の働きが活発になり、わきがのにおいが強まることがあります。

女性の場合は月経周期や妊娠、更年期などホルモンの変動が大きい時期ににおいを感じやすくなることもあります。

このように、アポクリン汗腺の数や性質だけでなく、ホルモンバランスがわきがの強さや発生時期に影響を与えるため、体質による要素と環境・生活習慣による要素が組み合わさって症状が現れると考えられています。

生活習慣

わきがのにおいは、日々の生活習慣の影響も受けやすいことが知られています。

特に脂質や動物性たんぱく質の多い食事は、汗の成分に影響を与え、においを強める要因となります。

揚げ物や肉中心の食生活、アルコールの過剰摂取は、汗に含まれる脂質やアンモニア量を増やし、わきがのにおいが強くなることがあります。

さらに、睡眠不足やストレスも汗腺の働きを活発化させる要因です。

睡眠が不足すると自律神経のバランスが乱れ、アポクリン汗腺からの汗分泌が増えやすくなります。

また、精神的な緊張や過労によっても汗の量が増えることで、においが強まることがあります。

このように、わきがは体質だけでなく、日常生活の食習慣や生活リズム、ストレスなどが影響します。

わきがに隠れている病気

わきがに隠れている病気

わきがのにおいは体質によるものが多いですが、場合によっては内科的な病気のサインとして現れることもあります。

特に、これまでと比べてにおいが急に強くなった場合や、脇だけでなく全身の体臭が変化した場合には注意が必要です。

例えば、糖尿病では体内の代謝が乱れることで、汗や呼気から甘酸っぱい独特のにおいが現れることがあります。

肝機能障害の場合は、アンモニア臭のようなにおいが体から出ることがあり、腎臓疾患では体内の老廃物が十分に排泄されず、尿臭やアンモニア臭として体臭に反映されることがあります。

さらに、甲状腺機能異常では代謝が乱れることで、汗の量やにおいが強くなることも報告されています。

このように、わきがのにおいが急激に強まったり、これまで感じなかった体臭の変化がある場合は、単なる体質によるものではなく内科的な病気が隠れている可能性も考えられます。

そのため、自己判断せずに早めに医療機関を受診し、原因を確認することが大切です。

わきがを軽減する生活習慣

わきがを軽減する生活習慣

わきがのにおいを軽減するには、日常生活の中で清潔を保ち、食事の見直しや適度な運動を心がけることが大切です。

わきがを軽減する生活習慣
  • 清潔を保つ
  • 衣類の工夫
  • 食生活の改善
  • 飲酒・喫煙を控える
  • ストレス管理
  • 適度な運動をする

清潔を保つ

脇の下は汗や皮脂が溜まりやすいため、こまめに拭き取ることが重要です。

また、抗菌作用のあるボディソープを使って洗うことで、アポクリン汗腺から出た汗に含まれる成分を分解する菌の繁殖を抑え、においを軽減することができます。

衣類の工夫

通気性の良い素材の服を選ぶことが、汗の蒸発を促して菌の繁殖を抑えるポイントです。

さらに、吸湿性の高いインナーを着用することで汗を肌から吸収し、脇の湿度を下げることができます。

また、衣服はこまめに洗濯し清潔に保つことも大切です。

食生活の改善

脂質や動物性たんぱく質を控えめにし、野菜や果物、魚、発酵食品などを多く取り入れる食生活は、汗の成分や体内の代謝に影響を与え、においの軽減につながります。

また、香辛料の摂取を控えることも有効です。

飲酒・喫煙を控える

アルコールやニコチンは汗腺を刺激して汗の分泌を増やすだけでなく、それ自体が強いにおいの原因になります。

ワキガ体質でなくても体臭が強くなることがあるため、控えることが望ましいです。

ストレス管理

緊張や不安、過労などによる自律神経の乱れは、アポクリン汗腺からの汗分泌を増加させ、においを強めることがあります。

十分な睡眠や深呼吸、軽い運動、趣味の時間などのリラックス習慣を取り入れることで、汗の分泌をコントロールしやすくなります。

適度な運動を心がける

適度な運動は新陳代謝を促し、老廃物の排出を助けることで、体臭の原因となる物質を減らすことにつながります。

また、運動によってストレスを和らげ、精神的にリラックスしやすくなります。

ただし、激しい運動で大量に汗をかいた後は、脇をしっかり洗って清潔に保つことが大切です。

わきがの改善に役立つ栄養素と目標量

わきがの改善に役立つ栄養素と目標量

わきがの改善には、皮脂の酸化を防ぐ、汗の質を整える、皮膚や粘膜を健康に保つ栄養素が必要です。

以下に、わきがの改善に必要な栄養素と、その1日の摂取目標量をまとめました。

わきがの改善に役立つ栄養素(目標量)

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を維持する栄養素で、汗腺や皮膚のバリア機能を整える働きがあります。

皮膚の状態が整うことで、アポクリン汗腺から出る汗の成分が菌によって分解されにくくなり、においの発生が抑えられます。

また、皮膚のターンオーバーを正常に保つことで、老廃物や余分な皮脂がたまりにくくなり、体臭のコントロールにつながります。

ビタミンAは緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など)や、レバー、卵、乳製品に多く含まれます。

ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用が強く、汗や皮脂に含まれる脂質の酸化を防ぐ働きがあります。

脂質の酸化はわきがのにおいを強める要因となるため、ビタミンCを十分に摂ることでにおいの発生を抑えやすくなります。

野菜や果物、特にキウイや菜の花、赤ピーマン、ブロッコリーなどに多く含まれるため、毎日の食事で意識的に取り入れることが効果的です。

ビタミンE

ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、体内で発生する活性酸素から細胞膜や脂質を守る働きがあります。

わきがの原因となる皮脂や汗の酸化を防ぎ、においの発生を抑制する効果が期待できます。

また、血行を促進する作用もあり、皮膚の新陳代謝を助けて清潔で健康的な肌環境を保ちます。

不足すると、酸化した皮脂が増えて雑菌の繁殖が進み、においや炎症のリスクが高まります。

ナッツ類、アボカド、オリーブオイル、かぼちゃなどが豊富な供給源です。

ビタミンB群(特にB2・B6)

ビタミンB群は、汗や皮脂の代謝を助ける重要な栄養素です。

特にビタミンB6はアミノ酸代謝に関わり、アポクリン汗腺から出るたんぱく質の分解によるにおいを抑える働きがあります。

ビタミンB2は脂質代謝をサポートし、皮脂の酸化を防ぐ役割があります。

魚や肉、卵、乳製品、緑黄色野菜などに豊富に含まれており、食事からの摂取が大切です。

食物繊維

食物繊維は腸内環境を整え、便通を良くすることで体内の老廃物やアンモニアの蓄積を抑える働きがあります。

腸内環境が整うと、体内の代謝が正常化し、汗や体臭のにおいが軽減されやすくなります。

野菜、果物、海藻、豆類、全粒穀物などに多く含まれるため、毎日の食事で意識的に取り入れることが効果的です。

亜鉛

亜鉛は皮膚や汗腺の働きをサポートする必須ミネラルで、皮脂の分泌バランスを整える作用があります。

不足すると皮脂の酸化や菌の増殖を助長し、においが強くなる可能性があります。

魚介類(特に牡蠣)、肉類、ナッツ、卵などに多く含まれ、日常的に摂取することで皮膚と汗腺の健康維持につながります。

マグネシウム

マグネシウムは神経や筋肉の働きをサポートし、汗腺の過剰な刺激を抑える効果が期待できます。

ストレスや運動による過剰な発汗を和らげるため、わきがのにおいの軽減にもつながります。

また、体内の酸化ストレスを抑える作用もあり、皮脂の酸化を防ぐ助けとなります。

ナッツ類、豆類、海藻、緑黄色野菜などに多く含まれています。

まとめ

今回は、不定愁訴の一つであるわきがが起こる原因や、改善方法について解説してきました。

わきがの改善には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などをバランスよく摂取し、生活習慣を見直すことも大切です。

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