むくみの予防や改善に役立つ食生活習慣

- むくみが起こる原因って?
- むくみに隠れている病気は?
- むくみの予防・改善は、どんな方法があるの?
朝起きたときに顔が腫れぼったく感じたり、夕方になると足がパンパンに感じるなど、このような経験は多くの人が経験のある「むくみ」のサインです。
むくみとは、体の中で行き場をなくした水分が皮膚の下にたまってしまう状態です。
原因は一つではなく、水分・塩分のバランスの乱れや血流・リンパの滞り、ホルモンバランスの変化、栄養不足など、さまざまな要因が関わっています。
そこで今回は、むくみが起こりやすい原因、むくみに隠れている病気、さらにむくみの予防や改善に必要な栄養素と目標量を解説します。
食生活を中心とした栄養管理を見直すことが健康に繋がる第一歩になりますので、この記事を参考に見直してみるといいでしょう。
株式会社サムライフ 代表取締役 坂田 武士
薬剤師の経験を経て、薬に頼らない予防医学の専門家として従事。「日本の死因の第一位を老衰死にする」を目標に掲げ、過去20年間にわたる予防医学や栄養学に関する膨大な臨床実験と、延べ5万人に対する予防医学の指導を経験。
病院の院長や、管理栄養士、パーソナルトレーナーなど、健康を指導する立場の人間や、オリンピックメダリストをはじめとしたトップアスリートへの指導も行う。
- 株式会社 サムライフ 代表取締役
- 一般社団法人 日本予防医学マイスター協会 代表理事
- 一般社団法人 日本先進医療臨床研究会 理事
著書:
『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本 筋肉を落とさず健康的にやせる!』
『薬をすすめない薬剤師が教える 脱・薬健康法』

むくみとは

むくみとは、「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれ、体内の水分が血管やリンパ管の外へ過剰にしみ出し、皮膚や皮下組織内に溜まった状態を指します。
医学的には、細胞と細胞の間にある「間質」と呼ばれる組織に水分がたまる現象で、特に手足や顔に現れやすく、「重だるい」「パンパンに張る」といった不快感を伴います。
通常、血管と細胞の間では水分の出入りが絶えず行われており、血管内の圧力や血液中のたんぱく質による浸透圧、毛細血管の透過性、リンパの流れといった体の水分を調整する仕組みによってバランスが保たれています。
しかし、この水分バランスを整える仕組みが乱れると、間質に水分が過剰にたまり、むくみとして現れるのです。
むくみが起こる原因

むくみは、体内の水分が皮膚の下に過剰にたまることで起こります。
その原因は一つではなく、水分・塩分のバランスの乱れ、血流やリンパの滞り、ホルモンバランスの変化、栄養不足など、さまざまな要因が関わっています。
- 水分・塩分バランスの乱れ
- 血流やリンパの滞り
- ホルモンバランスの影響
- 栄養不足
水分・塩分バランスの乱れ
むくみの大きな原因のひとつに「水分と塩分のバランスの乱れ」があります。
体内ではナトリウム(塩分)と水分が常にバランスをとりながら調整されていますが、塩分を摂りすぎると血液中のナトリウム濃度が高まり、水分を体にため込もうとするため、細胞の外側に余分な水分が滞留しやすくなります。
逆に、水分不足でも体は「脱水」を防ぐために水分を保持しようとし、結果的にむくみを招くことがあります
さらに、アルコールや加工食品の摂取による塩分過多、運動不足による水分循環の停滞もバランスを崩す要因です。
このため、適度な水分補給と塩分コントロールが、むくみ予防の基本となります。
血流やリンパの滞り
血流やリンパの流れが滞ることが、むくみの原因の一つです。
血液は心臓のポンプ作用で全身を巡りますが、重力の影響を受けやすい下半身では特に戻りが悪くなりやすく、足のむくみが起こりやすくなります。
立ち仕事やデスクワークなど、長時間同じ姿勢でいると、血液やリンパ液の循環を妨げ、余分な水分や老廃物が皮下に溜まりやすくなります。
リンパは血液のように強力なポンプがないため、筋肉の収縮や呼吸の動きが流れを助けていますが、運動不足や筋力低下があると流れが停滞します。
その結果、体内の水分や老廃物が排出されにくくなり、慢性的なむくみへとつながるのです。
ホルモンバランスの影響
ホルモンバランスの乱れは、むくみを引き起こす原因のひとつです。
特に女性では、月経前に分泌が増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、体内に水分をため込みやすくなります。
これにより、月経前に顔や足がむくむことが多く見られます。
また、更年期に入るとエストロゲンの分泌が減少し、自律神経や水分代謝の調整が乱れることでむくみが生じやすくなります。
男性でもストレスや睡眠不足によりホルモン分泌が乱れ、副腎や甲状腺の機能低下が水分代謝に影響を及ぼすことがあります。
ホルモンの変動によるむくみは、生活習慣や体調の変化と密接に関わっているのです。
栄養不足
栄養不足は、むくみの原因となります。
特に「たんぱく質不足」は重要で、血液中のアルブミンというたんぱく質が不足すると、血管内に水分をとどめる力が弱まり、水分が血管の外にしみ出してむくみやすくなります。
また、カリウムやマグネシウムなどのミネラル不足も、体内の水分・塩分バランスを崩し、むくみを悪化させます。
ビタミンB群や鉄分が不足すると血流が滞りやすくなり、余分な水分や老廃物の排出が妨げられることもあります。
極端な食事制限や偏った食生活は、栄養のバランスを崩し、慢性的なむくみを引き起こす要因となるのです。
むくみに隠れている病気

むくみは、生活習慣の乱れによって起こることも多いですが、実は体の異常が隠れている場合もあります。
たとえば、腎臓の病気(腎不全やネフローゼ症候群など)では、余分な水分や老廃物を排出する腎臓の機能が低下するため、全身に水分がたまりやすくなり、むくみが現れます。
心不全などの心臓の病気では、ポンプ機能が弱まって血流が滞ることで、特に下半身に強いむくみが出やすくなります。
また、肝臓の病気(肝硬変など)では、血管内で水分を保持する役割を持つアルブミンが十分に作られなくなり、腹水や全身のむくみを引き起こすことがあります。
さらに、甲状腺の病気(甲状腺機能低下症など)では、代謝の低下によって顔や手足に特徴的なむくみが出ることがあります。
このように、むくみは単なる一時的な不調ではなく、深刻な病気のサインである可能性もあります。
むくみが長引く場合や、片足だけに強く出る、呼吸困難を伴う、体重が急激に増えるといった症状があるときは、早めに医療機関を受診することが大切です。
むくみの予防や改善に役立つ食生活習慣

多くのむくみは一時的なもので、塩分を控える、適度な水分を摂る、運動やストレッチで血流を促す、栄養バランスを整えるといった工夫で改善できます。
- こまめな水分補給
- 塩分を控え、栄養バランスの整った食生活
- 適度な運動やストレッチ
- 入浴やマッサージ
こまめな水分補給
むくみの予防や改善には、こまめな水分補給がとても大切です。
体がむくむと、水を飲まない方が良いと思われがちですが、実際には逆で、水分不足になると体は「これ以上水を失わないように」と働き、かえって体内に水を溜め込もうとします。
その結果、むくみが悪化してしまうのです。
こまめに水を飲むことで、体内の水分循環がスムーズになり、余分な水分や老廃物が尿として排出されやすくなります。
特にカフェインやアルコールは利尿作用が強く、かえって脱水を招くことがあるため注意が必要です。
理想的には一度に大量に飲むのではなく、1日を通して少しずつ水分を摂ることがポイントです。
これにより血流やリンパの流れも整い、むくみの予防や改善につながります。
塩分を控え、栄養バランスの整った食生活
むくみの予防や改善には、塩分を控え、栄養バランスの整った食生活が非常に重要です。
塩分を過剰に摂取すると、体はナトリウムの濃度を調整するために水分をため込みやすくなり、むくみが生じやすくなります。
そのため、加工食品や外食、インスタント食品など塩分の多い食事は控えることが大切です。
また、カリウムを含む野菜や果物を積極的に摂ることで、体内のナトリウムとのバランスが整い、余分な水分の排出をサポートする働きがあります。
さらに、たんぱく質やミネラルをバランスよく摂ることで、血管内の水分を引き戻す力が維持され、むくみを予防しやすくなります。
このように、塩分の摂取を抑えつつ、野菜や果物、良質なたんぱく質、ミネラルを含むバランスの良い食事を心がけることが、むくみ改善の基本です。
食生活を整えることで、体内の水分調整や血流・リンパの流れも整い、むくみの予防・改善につながります。
適度な運動やストレッチ
むくみの予防や改善には、適度な運動やストレッチを取り入れることが大切です。
長時間同じ姿勢で過ごすと、血液やリンパの流れが滞り、下半身にむくみが生じやすくなります。
そこで、ウォーキングや軽いジョギング、ふくらはぎや足首のストレッチなど、下半身の筋肉を適度に動かす運動を日常に取り入れると良いでしょう。
これらの運動は、筋肉のポンプ作用によって血液やリンパの循環を促し、余分な水分や老廃物の排出をサポートします。
また、全身の血流が改善されることで、むくみだけでなく冷えや疲労感の軽減にもつながります。
特にデスクワークや立ち仕事の合間に軽く体を動かすことを習慣化することで、むくみの予防効果を高めることができます。
このように、適度な運動やストレッチを生活に取り入れることは、むくみ改善の基本的かつ効果的な方法の一つです。
入浴やマッサージ
むくみの改善には、入浴やマッサージを生活に取り入れることが勧められます。
入浴によって体を温めると血流が促され、血液やリンパの循環がスムーズになります。
これにより、皮膚や皮下組織にたまった余分な水分や老廃物が排出されやすくなり、むくみの軽減につながります。
マッサージも同様に、手でやさしく押す・さする動作を行うことで、血流やリンパの流れをサポートします。
特に下肢や足首、ふくらはぎなど、むくみが出やすい部分を中心に行うと効果的です。
マッサージを行う際には、強く押しすぎず、心地よい圧で行うことが重要です。
入浴やマッサージは、運動や食事管理と併せて取り入れることで、むくみの予防・改善に役立つ基本的な方法の一つといえます。
日常生活の中で無理なく習慣化することが、より効果的なむくみ対策につながります。
むくみの予防や改善に必要な栄養素と目標量

むくみを予防・改善するためには、体内の水分バランスを整える栄養素を意識的に摂取することが大切です。
特に、カリウム、ビタミンB6、タンパク質、マグネシウムはむくみ対策に関わる代表的な栄養素です。
カリウム
カリウムは、体内のナトリウムとのバランスを整える重要なミネラルです。
ナトリウムが過剰になると水分が体内にとどまりやすくなりますが、カリウムは余分なナトリウムと水分の排出をサポートします。
大豆やさつまいも、アボカド、昆布やひじきなどの海藻類などに多く含まれ、むくみ予防に役立つ栄養素です。
日常的に意識して摂ることで、体の水分バランスを整えやすくなります。
ビタミンB6
ビタミンB6は、体内のたんぱく質やアミノ酸の代謝に関わるほか、ホルモンバランスの調整にも関与する栄養素です。
特に、月経前後のむくみの緩和をサポートします。
レバーやマグロ、にんにくなどに多く含まれ、十分に摂取することで、体内の水分循環や血流の働きを支え、むくみが起こりにくい環境作りに寄与します。
タンパク質(体重×1.2~1.5倍)
タンパク質は血液中のアルブミンをはじめとするたんぱく質を作る材料で、血管内に水分を引き戻す力を保つために必要です。
血液中のアルブミンを維持し、水分が血管外に漏れるのを防ぐ役割があります。
タンパク質は、肉、魚、穀類や大豆製品などから摂取でき、むくみ予防に重要です。
マグネシウム
マグネシウムは、筋肉や血管の働きをサポートするミネラルで、特に筋肉の収縮を調整して血流を円滑に保つ役割があります。
筋肉の緊張を緩めることで、血液やリンパの循環を助け、むくみの軽減に寄与します。
ナッツ類、海藻、豆類などに多く含まれており、日常的な摂取が望ましい栄養素です。
まとめ
今回は、むくみが起こる原因や、予防・改善方法について解説してきました。
むくみを予防・改善するためには、カリウム、ビタミンB6、タンパク質、マグネシウムなどをバランスよく摂取し、生活習慣を見直すことも大切です。
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