口臭の原因と改善に必要な栄養素

- 口臭が起こる原因って?
- 口臭に隠れている病気は?
- 口臭の改善は、どんな方法があるの?
口臭は、誰にでも起こり得る不定愁訴の一つで、原因の多くは口腔内にあります。
口臭が気になると人間関係や日常生活に影響を与えるだけでなく、歯周病や全身疾患など、隠れた病気のサインである場合もあります。
そこで今回は、口臭の種類と原因、口臭に隠れている病気、さらに食事・栄養や生活環境の観点から、口臭の予防や改善方法を解説します。
食生活を中心とした栄養管理を見直すことが健康に繋がる第一歩になりますので、この記事を参考に見直してみるといいでしょう。
株式会社サムライフ 代表取締役 坂田 武士
薬剤師の経験を経て、薬に頼らない予防医学の専門家として従事。「日本の死因の第一位を老衰死にする」を目標に掲げ、過去20年間にわたる予防医学や栄養学に関する膨大な臨床実験と、延べ5万人に対する予防医学の指導を経験。
病院の院長や、管理栄養士、パーソナルトレーナーなど、健康を指導する立場の人間や、オリンピックメダリストをはじめとしたトップアスリートへの指導も行う。
- 株式会社 サムライフ 代表取締役
- 一般社団法人 日本予防医学マイスター協会 代表理事
- 一般社団法人 日本先進医療臨床研究会 理事
著書:
『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本 筋肉を落とさず健康的にやせる!』
『薬をすすめない薬剤師が教える 脱・薬健康法』

口臭とは

口臭とは、自分や周囲が不快に感じる呼気のにおいを指します。
誰にでも起こる一時的な「生理的口臭」と、口腔内や全身の病気が原因となる「病的口臭」があります。
特に起床時や空腹時、緊張時などには生理的に口臭が強くなります。
厚生労働省の調査によると、口臭を気にしている人は人口の8割を超えるともいわれ、対人関係や自己評価にも影響を与える社会的な問題です。
予防医学の観点では、口臭は生活習慣や栄養状態、さらには病気の早期発見につながる「体からのサイン」として捉えることが重要です。
口臭の種類と原因

口臭は、誰にでも起こる生理的口臭のほか、口腔内のトラブル、心理的要因が関わるものまで多岐にわたる原因によって生じます。
- 生理的口臭
- 口腔内のトラブル
- 心理的口臭
生理的口臭
生理的口臭とは、健康な人でも日常的に起こる一時的な口臭のことを指します。
原因の多くは「唾液の分泌量の低下」によって、口内の細菌が増え、揮発性硫黄化合物などの臭い物質が発生することです。
口臭が強くなりやすいタイミングは、起床直後、空腹時、緊張している時などで、これらは唾液が減りやすい状況です。
また、加齢や女性ホルモンの変動(妊娠、月経、更年期など)によっても一時的に口臭が強くなることがあります。
口腔内のトラブル
口臭の原因の80%以上は口腔内にあるとされ、特に舌の表面に付着する舌苔と歯周病が大きな要因です。
舌苔は細菌や食べカス、粘膜のカスが集まった白い汚れで、体調不良や口の乾燥時に厚くなり口臭を強めます。
歯周病では歯周ポケットに細菌が繁殖し、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドといった悪臭ガスを発生させます。
さらに、進行したむし歯や唾液の減少、入れ歯や補綴物(義歯や被せ物)の清掃不良も細菌の温床となり、口臭の原因になります。
心理的口臭
口臭の原因には舌苔や歯周病といった口腔内の問題だけでなく、心理的要因によるものも存在します。
口の中に明らかなトラブルがなく、検査でも口臭が認められないにもかかわらず、本人だけが強い口臭を感じて悩む状態を「心理的口臭症」あるいは「自臭症」と呼びます。
この背景には、ストレスや不安、精神的な不安定さが関与していることが多く、実際には臭っていなくても「周囲に迷惑をかけている」と思い込んでしまいます。
「口臭はありません」という説明やカウンセリングで安心できる場合もありますが、強い思い込みが続く場合には精神科や心療内科での専門的なサポートが必要となります。
口臭に隠れている病気

口臭は、歯周病や虫歯など口腔内の病気や全身の疾患が原因となることがあります。
歯周病は、歯肉の炎症が進行すると膿や血液が混ざり、硫化水素などの悪臭を発生させます。
扁桃炎や副鼻腔炎、慢性鼻炎などの耳鼻咽喉系疾患では、膿や炎症物質が口に流れ込むことで独特の口臭を引き起こします。
逆流性食道炎(GERD)では胃酸が食道や口腔まで逆流し、酸っぱい臭いや胸やけなどの症状に加えて口臭が生じることがあります。
糖尿病ではアセトン臭、肝疾患では生臭い口臭、腎不全ではアンモニア臭がみられることがあります。
消化器疾患や呼吸器疾患でも、独特の刺激臭や腐敗臭が伴う場合があり、口臭が病気のサインとなることがあります。
そのため、口臭が長引いたり、いつもと違う臭いがしたりする場合には、早めに歯科や内科で診察を受けることが重要です。
口臭の改善に必要な食事と生活習慣でできる対策

口臭は日常生活の習慣や口腔内の状態、食事内容によって大きく影響されるため、口腔ケアや生活習慣、食事の見直しが大切です。
- 口腔ケア
- 生活習慣の改善
- 食事による工夫
口腔ケア
口臭対策の基本は毎日の口腔ケアです。
歯磨きは1日2回以上、起床時と就寝前に行い、デンタルフロスや歯間ブラシで歯周病の原因となる歯垢をしっかり除去します。
舌苔は専用の舌ブラシで軽く取り除き、強くこすらず週に数回程度が適切です。
入れ歯やブリッジ、クラウンなどの補綴物も毎日清掃し、細菌の温床とならないように心がけましょう。
さらに、定期的な歯科受診で歯石除去や歯周病、虫歯の早期治療を受けることが、口臭改善に直結します。
このような口腔ケアを習慣化することで、口腔内の細菌や汚れを減らし、生理的口臭の軽減が期待できます。
生活習慣の改善
唾液分泌を促すことが口臭予防に重要です。
唾液の分泌を促進させる方法として、日常の食事でしっかり咀嚼することに加え、唾液腺をやさしくマッサージすることが有効です。
また、十分な水分をこまめに補給することで乾燥を防ぎ、細菌の繁殖を抑えるとともに、口臭の発生を抑制する効果が期待できます。
規則正しい生活や十分な睡眠は自律神経のバランスを整え、唾液の分泌量を安定させるため、口腔内環境を良好に維持する上で欠かせません。
さらに、空腹時には水分で唾液を補うことを意識し、過度な我慢や極端な生活習慣を避けることが、口腔乾燥や口臭の悪化を防ぐために大切です。
食事による工夫
口臭を悪化させやすい食品は、ニンニク、ネギ、ニラなどの硫黄成分を含む食材や脂質の多い肉、アルコール、乳製品です。
一方で口臭予防に役立つ食品として、フルーツ(リンゴ、パイナップル、キウイ、柑橘類)は消臭作用や唾液促進、舌苔除去に効果的です。
緑茶や紅茶、ウーロン茶のカテキンやビターチョコレートのポリフェノールは抗菌作用により口臭抑制に貢献します。
また、野菜や食物繊維の多い食品は咀嚼を促して唾液分泌を増やし、消化器の健康維持にも役立ちます。
口臭の予防や改善に必要な栄養素

口臭は、歯周病や虫歯などの口腔内の病気だけでなく、栄養不足とも深く関係しています。
口臭の予防や改善には、ビタミンCやビタミンE、カルシウムなどの栄養素を意識的に摂取しましょう。
ビタミンC
ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、歯肉の炎症を抑えて歯周病を予防する働きがあります。
また、コラーゲンの生成を助けることで、歯茎や口腔粘膜を丈夫に保ち、出血や膿による口臭を防ぎます。
柑橘類やキウイ、ブロッコリーや赤ピーマンなどに豊富に含まれます。
ビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれるほど強力な抗酸化作用を持ち、血流を良くして細胞を酸化ストレスから守ります。
口腔内の血流が改善されることで歯肉や舌の粘膜が健やかに保たれ、細菌の繁殖が抑えられます。
ナッツ類やアボカド、かぼちゃ、モロヘイヤ、オリーブオイルやアマニ油などの植物油が代表的な供給源です。
カルシウム
カルシウムは歯や骨の主成分であり、歯の再石灰化を助けて虫歯や歯周病の予防に役立ちます。
歯が弱くなると口臭の原因となる疾患が進みやすくなるため、カルシウムは口腔内の健康を支える基盤となります。
干しエビや、骨ごと食べられる小魚、豆腐や納豆などの大豆製品や、緑黄色野菜などから摂取できます。
まとめ
今回は、不定愁訴の一つである口臭が起こる原因や、口臭の予防・改善方法について解説してきました。
口臭の改善には、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムなどをバランスよく摂取し、生活習慣を見直すことも大切です。
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